秋姫「――と言うワケで心を原始に戻してみたのですが」

 夏姫「忘れてしまった仕事内容は戻って来ない、と」

 冬姫「や、忘れるも何も、以前から私たちは脱ぐ以外何もしていない」

 夏姫「おっとそうだった! あたしたちサイト設立時(10年前)からニート街道まっしぐらだったんだ!」

 秋姫「そ、そんな……」

 冬姫「それじゃあ、拡がる宇宙の中の小さな星の話でもしようか」

 夏姫「冬姫姉さん、微妙に話題が古いっす」

 冬姫「あ゛?」

 夏姫「い、いえ、何でもないっす」

 秋姫「でも、このままじゃいけないと思います! 私たちのような由緒正しい妖狐がニートだなんて!
知ってますか? この間ご近所の天狗さんがニューヨークで暴れたそうですよ?」

 夏姫「うわあ! もっと古い人いた!」

 秋姫「何ですって?」

 夏姫「ごめんなさい! でも、それファミコンの話――」

 冬姫「では天狗に対抗して私たちは半島の北半分あたりで暴れるか」

 夏姫(ウチの姉は古い話か危ない話しかできないのかなぁ)

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